<ヴァイオリンとの出会い>


ポチは幼いころからあらゆるジャンルの音楽に接してきました。それというのも全てと言っていいほど父親の影響が大きかったと思います。その音楽とは、民謡、演歌、グループサウンズ、ニューミュージック(当時)、ロック…
そして、最終的に本格的に興味を持ったのがクラシック。小学5年生の時、ポチ少年は父親が聴かせてくれた『ビゼー作曲 カルメン組曲』に興味を持ち始め、テープに録音してもらったのをいつも聴いていました。

クラシックへの興味は更に広がっていき、もっとたくさんの曲を聴くようになって行きました。

そしてその中である楽器に心ひかれ、とにかく弾いてみたくなってきました。でも、そう簡単にはいきません。それも当然で、ヴァイオリン教室に行くということもなしに楽器を買ってくれるわけがありません。

しかたなくポチ少年は、レコードジャケットに描かれているヴァイオリンの絵や写真を基に型紙を作って、段ボールや木を使ったりして楽器を作って弾く真似をしたりしていました。

特に、ダンボールで楽器を作ったとき、釣り糸を弦や弓毛にしてそれが接触する部分にマジックインキを塗っておくと貧弱ながら音が出ることに気づき、弾く真似は更に高度になっていきました。

それを見ていた父が、そんなにヴァイオリンが好きならばとポチが中学1年の誕生日を迎えたときにヴァイオリンを買ってくれました。その何年か後に父が言っていましたが、ポチはすぐに飽きてしまってヴァイオリンをやめてしまうだろうと思っていたようです。




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